17世紀から6世代に渡ってフランス南部のカタラン地方でブドウ栽培を続けるラファージュファミリー。
現在は、6代目のジャン・マルク・ラファージュがオーナーを務めます。
モンペリエ醸造大学で出会ったジャン・マルクとエリアーヌの二人が醸造家として素晴らしいワインを生み出しています。
二人はアメリカのガロをスタートし、オーストラリア、チリなどのワイナリーで修行した後、地元のラングドックにその理想を追い求めています。
ドメーヌ・ラファージュは、17世紀に設立された伝統あるドメーヌです。フランス、ルーション地方の「ペピルニャン」を中心に地中海の内側に位置しております。アグリ、ペピルニャン-メディテラネ、レザプルの3か所の異なるテロワールを合わせて160haほど所有しております。
シャトー サン・ロックは以前から醸造コンサルタントとして携わっていたシャトー。2007年よりラファージュ氏の所有となりました。粘土石灰岩の土壌。標高120~370メートルに位置し、コルビエールとフェヌーレの間から吹き降ろす風と南カタルーニャの強い日差しが、ブドウの生育に理想的な条件を与えています。
ドメーヌ・ラファージュでは、160ヘクタールに渡る自社畑で栽培するブドウを中心に作られています。スペインとの国境にあるピレネー山脈と地中海に挟まれ、複雑な土壌から「モザイク」のテロワールと呼ばれています。ピレネーに近い標高の高いところに位置する畑は、シラーやグルナッシュといったブドウの栽培に向いており、地中海からわずか5kmに位置する畑は、冷涼な気候で、白ワイン用のブドウ栽培に適しています。
ブドウの房や枝、葉などを間引くことによって、ブドウをより凝縮させることがラファージュ流の哲学です。ブドウから果実味を最大限に引き出し、樽熟成によってスムースかつ上品なワインに仕上げます。ブドウの収穫には、チリの熟練した職人を呼び寄せ、すべて手摘みで行うという徹底ぶりです。